寝ても覚めても学校のこと。

学校経営に関するニュースを採り上げ、私見(コメント)を付してお届けしております。

学校法人会計の勉強会を行いました

桜の花が開いてからというもの、肌寒い日が続いています。今朝も少し冷える朝です。
桜の花は長持ちしそうですが、同時に風邪ひきさんも増えているようで、花見どころではないかもしれませんね。
皆様もくれぐれもご自愛ください。


さて昨日はある学校法人さんで勉強会を行いました。2週間前に続き、2日目の実施。
今回は「学校法人会計」がテーマでした。


以前このブログでも採り上げましたが、学校法人会計基準は改定される方向で議論が進んでいます。
見た目からすると大きな改正のように見えますが、噛み砕いていくと
表示方法に関しては大きく変わる
処理内容に関してはそれほど変わらない
というのが私の感想です。つまり、経理ご担当者さんにはそんなに身構えていただく必要はないのだろう、と。


そして、昨日も少し議論になったのですが、学校法人会計でとにかく分かりにくいのが「基本金」の存在。
特に、一般企業会計に慣れた方にとっては、基礎知識がある分だけ理解しにくいという、とても厄介な存在だと感じています。
(あくまで個人的見解です)
ただ、その制度趣旨である「学校経営の安全性を確保すべき」という理念は大切にせねばなりません。


『会計』という事柄はそれだけで何かを生み出すわけではありません。
そう考えてしまえば単なる『作業』になってしまいます。
が、予算という目標数値に対して、実績の数値がどうなっているのかを計測する、という意味を与えることによって、
会計は作業ではなく、『目標管理』の意義を持ちます。
目標に近づくためにどうアプローチすべきか、そのアプローチを実行できているのか−−−
そういった確認は、法人経営において必ず実施すべき経営管理のひとつと言えます。


過去、学校法人は難易度の高くない経営主体であったかもしれません。
が、現在に至り、その特性は完全に失われてしまったと言ってよい、と私は思っています。
会計を活用し、より良い学校へと進化する。
ぜひともその視点を大切にしていただきたいと思います。


本テーマ、もしご興味があれば弊社セミナーにもお越しください。
学校経営セミナー『学校法人における望ましい予算制度と管理会計
2013年4月26日(金)14:00スタート、受講料はお1人様2,000円(消費税込)です。
お申込はメール yoshida@nihonsougou.jp へどうぞ。
もちろんお電話 06-6945-9454 でも構いません。
皆様にお会いできることを楽しみにしております。

(文責:吉田)