寝ても覚めても学校のこと。

学校経営に関するニュースを採り上げ、私見(コメント)を付してお届けしております。

9月に全校導入 中学校給食

ここのところ、とっても目につく話題からひとつ。

9月に全校導入 中学校給食


大阪市では中学校給食の実施が昨年9月に始まり、今年1月からは97校で、9月には全128校で導入される見込みとのことです。
今は給食か家庭弁当かを選ぶ選択制のようですが、2013年度以降は区ごとに「全員給食」「全員家庭弁当」のいずれかが決まってしまいます。


私自身は富山県出身なので、大阪とは事情が異なり、中学時代も当然のように給食でした。
そして小中を通じてほとんどが米食。パンは週1回のみでしたね。
米好きとしては有り難かったです。


記事にも書かれていることではありますが、給食にかかるコストを考えれば、経済的には絶対にオトク!な制度だと
思いますが、実際には給食を望む声というのはそれほど強くないようで、少し驚いています。
好き嫌いが多いから?アレルギーが気になるから?美味しくないから?
…理由はひとつではないのでしょうが、それでも、私が最近食べた給食の味からすれば、
栄養バランスはいいし美味しいし安価だし、言うことなしなんですが、ひょっとしたら私の舌が貧しいのかもしれませんね。


ちなみに、少し前のことにはなりますが、文科省からはこんな情報発信もなされています。

幼稚園における給食の適切な実施について

特別支援学校の幼稚部及び高等部における学校給食実施基準の一部改正について

夜間学校給食実施基準の一部改正について

学校給食実施基準の一部改正について

学校給食実施基準がこの4月1日から変わることの告知のようです。
こうやって細かな基準も決められて実施されている学校給食。
同時に、近年は『食育』という名で、教育の一環としての食事という観点も定着しつつあります。


この点、私学はどう考えるのがいいのでしょうか。
個々の学校で給食設備を整えることが難しい私学。
大手の学校法人さんは有名ホテルとの連携でランチの提供などを行っていますが、
どの学校でもできる話ではないでしょう。
それでも公立校が給食の充実を図る方向にあるのは事実。
私学も食育について今一度考えてみる必要はありそうです。

(文責:吉田)