寝ても覚めても学校のこと。

学校経営に関するニュースを採り上げ、私見(コメント)を付してお届けしております。

ある春の日

先日、美容院に行きました。
前日の夜、かなり夜更かしをしたのに、
その日の朝は普段より早く目が覚めてしまったので、
美容院ではほとんどうたた寝状態でした。


うとうとしていた時、
ふとお隣のお客さんと美容師さんの会話が耳に入ってきました。
聞き耳は立てない方なのですが、
その時は「おっ」と思う内容だったので、ついつい…。


その女性のお客さんは、小学四年生の担任をしている小学校の先生でした。
「昨日やっと通知表をつけ終わった」
「次は生徒からの評価があるからいややわ〜」
へぇ〜今は生徒からの評価とかもあるのか、などと思いながら、
目を閉じたまま聞いていました。


すると、生徒さんの話になりました。
「四年生ってまだ大変じゃないですか?」
「男の子はまだマシかな。
 言うこと言い合って、喧嘩したらあとは終わりみたいな。
 女の子の方が大変…。陰で悪口とか色々言ったりして、陰湿になってくる。
 4月にはそんなことなかったのに、
 『えー!この子がそんなこと言うの?!』って子も多くなる」
そんな会話でした。


それを聞いて、私が四年生の時はどうだっただろう?と考えました。

「…あぁ、確かに。」

身に覚えがあります。
ちょうどそんな時期だったような気がします。
時代の流れや環境は大きく違っても、
子供の心の成長は、今も昔もそう変わらないのでしょうか。


その日は、その後に子供のお客さんも何人か来ていました。
まだうとうとしながら耳に入ってきた会話はというと、
「いついつに逆上がりができるようになった」
「終業式で、代表で次の(確か学年の)目標を言うことになった」と言って、
家で練習した言葉を言い始めたり…と、
こちらも今も昔も変わらないような話でした。


普段仕事でお手伝いしている学校関係の業務は、
『学校を経営する側』に視点が向いているのですが、
その日は『先生・生徒の現状』を少し垣間見れたような気がします。


私が通っている美容院は、私はしたことはないですが、
フェイスエステもやっていて、それなりの価格のするところです。
そして、私が住んでいる町は、若い家族が多く子供も多いため、
男性や子供のお客さんも結構いらっしゃるみたいです。
時々そういうお客さんと一緒になる時があり、
いつもなら「子供なのに美容院に来るの?!」なんて思うのですが、
その日は何だか、グッドタイミングな日になりました。