寝ても覚めても学校のこと。

学校経営に関するニュースを採り上げ、私見(コメント)を付してお届けしております。

図書館の設置及び運営上の望ましい基準の見直しについて

昨日は節分でしたね。

節分、まさに季節の変わり目。週末はここ大阪も季節が進んだかのような温かな天候でした。
が、今日からまた気温は下がっていく予報になっています。
皆様、くれぐれも体調管理にはご留意ください。。。


さて先週、大阪府立中央図書館に行って参りました。
以前は図書館を使うことも多くあったのですが、ここ1、2年は足が遠のいておりました。
が、やはり公立図書館は専門書を多くそろえているので、調べものや研鑽のためには有り難い存在です。
このブログのタイトルよろしく、学校経営に関する書籍を漁っておりました。


そんな折、思い出されたことがひとつ。それは「学校図書館」のこと。


これまで様々な学校にお邪魔させていただきましたが、その中で、
学校図書館(図書室)の運営に特段の強みがある学校法人さんが2校あります。


うち1校は、図書館を使った調べ学習に力を入れている学校さん。
高校生ながら卒業論文を課せられているその学校の生徒さんは、1年生のうちから卒論テーマを選定し、
3年生で書き上げる卒論の完成に向かって、図書館資料を活用した論文執筆を進めていきます。
卒論指導を行う教科担任と図書館司書教諭とが強く連携しながら、
各自のテーマに合った書籍を探索する方策を教えたり、論文の構成を指導したりしつつ、
一方で書籍自体を充実させるべく、必要な本を吟味しながら積極的に蔵書を充実させていらっしゃいます。


もう1校は、図書館自体の訪問意欲や滞在意欲を高めることを大切にしておられる学校さん。
図書館というのはどうしても近寄りがたい存在になりがちですが、
この学校では司書教諭さんの人間性を存分に生かし、図書館を訪れる生徒さん達との
コミュニケーションを充実させ、また図書館からの通信をふんだんなイラスト入りで発行するなど、
図書館を身近に感じてもらう工夫が随所に見られます。
書籍紹介のPOPや、ハーバード大学を参考にして机に貼られた格言・箴言も興味をそそられること間違いなしです。


ちょうど最近、文部科学省のHPにも、こんなレポートが掲載されました↓
図書館の設置及び運営上の望ましい基準の見直しについて(報告書)
学校図書館とは直接の関連のないレポートではありますが、図書館つながりということでご容赦ください。


地域においてもその存在意義を大きくしつつある図書館。
皆さんの学校においてはいかがでしょうか。

(文責:吉田)