寝ても覚めても学校のこと。

学校経営に関するニュースを採り上げ、私見(コメント)を付してお届けしております。

同志社女子中:教諭が入試漏えい 93年、発覚後公表せず

少し古い記事になりますがご了承ください。

同志社女子中:教諭が入試漏えい 93年、発覚後公表せず


今も入試のシーズンですが、試験問題の守秘は学校側としても非常に気を遣うテーマですよね。
作問に携わる教師陣、問題用紙の印刷から納品、保管に携わる外部業者や事務職員等、
問題が完成してから当日を迎えるまでに、守秘を破られる危険性がいくつか存在しますので、
それぞれの場面で細心の注意を払われているものと考えられます。
今回のケースは教師自身が漏えいしていますので、これを防止するのはモラルによる以外ないのでは、
と少々嘆息交じりに記事を読み始めました。


が、記事全文を読むと、少し問題意識が低いのでは、と思われる箇所も。


ひとつは漏えいした本人を依願退職扱いとして退職金の半分を支給していること。
ひとつは漏えいが行われてから20年、問題発覚から10年が経ってようやく事が公になったということ。


生徒達に入学の機会が平等に与えられなかった、という事実と比較すれば、考えの甘さを感じずにはいられません。


そして、少し驚いたのは、この漏えいした教師は受験生の家庭教師をしていた、という記述。
そういうことがあり得ることにも驚きました。


そして、この記事とは全く関係ないのですが…
学生時代、初めて家庭教師なるアルバイトをしたのが、この記事にある学校の系列校に通う生徒さんのお宅でした。
校名を見て、懐かしい気分になってしまった私。

そういえばあの子は今何をしてるんだろう…?
元気に活躍していることを願いつつ。

(文責:吉田)