今求められる学校マネジメント
3月。今朝、ニュースを見ていたら和歌山に満開の桜が出現したとのこと。春の便りに心躍ります。
さて、以前このブログでもご紹介した、文部科学省主催「平成24年度学校の総合マネジメント力強化セミナー」。
その結果報告が先日、文部科学省HPにおいて公表されました。
どんな内容だったのかな?さらっと見ておこうっと。
そんな気持ちで「平成24年度学校の総合マネジメント力強化セミナー 資料」を拝見したところ、その内容があまりに盛り沢山!で、驚きました。
そして、“今日のブログで全体を概括してこのテーマを終えよう”と思っていたのですが、
今日中にすべてを熟読する自信を失いました。
ですので、今日は基調講演の「今求められる学校マネジメント」についてのみ、採り上げようと思います。
資料はこちらです↓
「今求められる学校マネジメント」 玉川大学教職大学院 教授 小松 郁夫氏 1/2
「今求められる学校マネジメント」 玉川大学教職大学院 教授 小松 郁夫氏 2/2
ショッキングな文言ながら、強く共感したフレーズがこれです。
『今、学校は時代の最後尾を歩んでいないか』
学校は時代を切り拓く存在でなければならない。
未来の学校像を描こう!と。
本当にその通りだと感じます。
そしてそれを実現するためには
『ミッションに基づく幅広いビジョンが必要』。
さらにそのビジョンを年度計画に落とし込み、PDCAサイクルを回す。
その際のC、つまり行動の検証のために学校評価を活用するのだ、と。
納得できる内容が多く含まれている資料でした。
学校評価はともすると悪者のように言われることがあります。
が、仕組みそのものが悪いのではなく、使い方が悪いのではないか、と私は考えます。
学校評価の目的として挙げられている3点、すなわち
○ 学校運営の目標を設定し、その達成状況を評価する(=組織マネジメントという目的)
○ 評価の実施と結果の公表・説明を通じて、関係者と連携する(=説明責任を果たし協働するという目的)
○ 学校評価の結果を学校支援施策に活かし、質を向上させる(=ガバナンスという目的)
ということがらを達成できる道具として活用することが重要でしょう。
(文責:吉田)