寝ても覚めても学校のこと。

学校経営に関するニュースを採り上げ、私見(コメント)を付してお届けしております。

給付型奨学金:高校生へ14年度導入目指す 文科省方針

新政権になり、また新年度が近づいてきていることもあり、教育行政についても新たな方針が示され始めています。
今日はその中からひとつ。

給付型奨学金:高校生へ14年度導入目指す 文科省方針


記事によれば、2014年度から「返す必要のない奨学金」を高校生対象に始める方針、とのことです。
これまでは貸与型、つまり「無利息だけど返さなくてはならない奨学金」しか存在していなかったようですので、これは画期的な制度構築と言えるかもしれません。
高校は義務教育ではないとは言うものの、年齢層の100%に限りなく近い生徒が通っていることからすれば、
経済的に厳しい学生を持つ家庭と生徒自身にとって有用な制度になり得るのではと期待しています。


ちなみに財源は、現在の高校無償化施策に所得制限をかけて捻出するとのこと。
その方向性にも個人的には賛成です。


私自身も大学院時代に貸与型の奨学金を利用させてもらいましたが、単身時代はまだしも、
その後家庭を持つに至り、その返済は家計を苦しめました。
このような給付型の奨学金が広がり、より多くの生徒や学生に学業を修める機会がもたらされることを願っています。

(文責:吉田)