学校法人会計基準の在り方について 報告書(素案)が発表されました
今日は朝からお客様のところに終日滞在予定なので、朝イチに記事をアップしようとちょっとだけ焦っている、吉田がお送りします。
以前から掲載しようと思っていたニュース。遅ればせながら。
文部科学省から学校法人会計基準の在り方について 報告書(素案)が昨年末に発表されました。
学校法人会計は、一般企業会計とは少しルールが異なっていて、その代表的なものが
「基本金」
と言われるものです。
基本金は例えば
・校舎を建設した
・今後、校舎を建設を計画することがはっきりした
といった場合に確保しておくべき「純資産」としての役割があります。
これは、以前の学校法人会計基準から規定されてきた内容です。
そして今回、この学校法人会計基準の改正案が示されたわけですが、
その内容を私なりに『ひとこと』で言うなら、
これまで以上に「学校の経営安全性を求める」内容になった
ということです。
詳しくは報告書をご参照いただきたいのですが、処理方法を変える、ということよりも、
表示方法を変える
ことに主眼を置いているような。つまり、
「誰しもが経営の安全性を判断できるように、分かりやすく表示する」
というのが改正のポイントになっていると感じる次第です。
現在、文科省ではこの報告書に対する意見を募集しているようです☟
学校法人会計基準の在り方について 報告書(素案)に関する意見の募集実施について:文部科学省
この報告書、学校関係者各位、特に事務長さんや財務部長さんはご一読をお勧めします。