寝ても覚めても学校のこと。

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橋下市長、私立幼稚園・小中高への補助金も廃止

 大阪市内の朝鮮学校への補助金不支給を決めた橋下徹市長は22日、私立幼稚園・小中高校計179校園への補助金も新年度から廃止する方針を明らかにした。

 市役所で報道陣の質問に答えた。

 府内の私立校園への助成は大阪府が中心になって担っているが、市も1961年度から、私立校園の設備費や教具購入費などの一部支援のため、府とは別に補助金を交付。2011年度は179校園に計約2700万円を支給した。

 しかし、橋下市長は「私学助成は府が手当てしている。市はこれまで行政的な慣行で何も考えずに払ってきただけだ」と従来の対応を批判し、12年度予算では計上しない方針を示した。

 私学関係者は「学校によっては画用紙などの教具が買えなくなり、影響がでてくる。市が市民のために補助していた制度で、府が払えばいいというのは発想が違う」と反発している。
(2012年3月22日12時39分 読売新聞)

これまで補助金を受けてきた幼稚園や学校にとっては看過できないニュースかもしれません。財政的自立に向け、学校側も知恵を絞ることが求められそうです。(JTC/吉田俊也)